説明文
第2回北木ノースデザインプロジェクトをきっかけに今か47年前に閉められた映画館を再生して、映像作品を上映した。
北木ノースデザインプロジェクト第1回目の参加作家であり今は北木島の豊浦地区に移住している吉川寿人さんは、地域の方から映画館の存在は聞いて下見をしていたが、片付けるにはかなりの労力が必要と判断し、その利用を見送っていた。そして、移住し、第2回のノースデザインプロジェクトに友情出演と言う形で関わるようになり、第1回で作った映像と第2回の井口康弘さんの作品を上映するために実行委員会で提案し、9月1日に金風呂・豊浦地区の有志と作家・インターン生4名・駐在さん等の協力を得て清掃作業を行い、スクリーン等も手作りで設置した。
展示期間中は両者の映像作品を上映し、それ以後は、ツアーのためのビデオ上映や島の音楽祭などのイベントに使われている。
また、県道に面している入口には展示会で皆が集うコミュニティスペースを開設していたが、その後も要望があり、週2回程度コミュニティスペースを開放し、集いの場となっている。通称「guecafe」
石材産業が盛んなころは、光劇場のある金風呂に2箇所、大浦に2箇所の計4箇所の映画館が北木島にあったという。そして、大浦と金風呂の映画館がフイルムを貸し借りしていたらしい。
参考資料