説明文
馬越石材工業所から自家用ボートで海に出るところに、捨石を丁寧につき上げた石積みの船着場を見ることが出来る。山を切り開き、捨石として石舟に積み込んでいた時代から、石材を加工するように加工場を海水面を埋め立てて土地を広げ、建設していた。そして、加工で出た端材も海に捨てられて、後に言う「ゼロ番地」となっていた。(ゼロ番地とは番地が無い土地。端材で勝手に埋め立てて出来た土地なので・・。)後にこのゼロ番地が大きな問題になり、後に自分の土地にするためにお金を払って本人が買い上げることになった。これまで加工で出てくる端材の処理はお金を掛けていなかったのですが、環境保全のために産廃として規制とお金がかかるようになり、これまでよりかなりコスト高になって、石材加工にも影響を与えた。
なお、元馬越石材社長は生前は絵画に没頭する文化人であり、この石垣も社長のセンスで作り上げられたものと思われる。
参考文献